Google Search Console は、ウェブサイトのパフォーマンスを監視し、改善するための強力なツールです。その中でも、「ページがインデックスに登録されなかった理由」は、SEO 対策において非常に重要な情報を提供してくれます。

このブログの Google Search Console
この記事では、Google Search Console で報告されるすべてのインデックス未登録理由について、その意味と具体的な対応策を詳しく解説します。
ちなみに、このブログの環境は、XSERVER + WordPress + Snow Monkey です。
※ URL 例の「xxxxxxxx」はパーマリンク設定により異なります。
1. クロール済み – インデックス未登録
意味:Google はページをクロールしましたが、何らかの理由でインデックスに登録しませんでした。
- 品質の低いコンテンツ: コンテンツの内容が薄っぺらであったり、他のサイトと重複している可能性があります。コンテンツの質を見直し、独自性のある価値ある情報を提供しましょう。
- 技術的な問題: ページにエラーがある、読み込み速度が遅いなどの問題がある可能性があります。サイトの技術的な側面をチェックし、改善しましょう。
- noindex タグ: ページに noindex タグが設定されている可能性があります。意図的に noindex にしている場合は問題ありませんが、そうでない場合は noindex タグを削除しましょう。
私のブログだと各記事の RSS の URL クロールされていた。
これらはクロールしなくて良いのだが、そもそも投稿ページは RSS を生成しないようにしたいですね。
https://example.com/xxxxxxxx/feed
2. 検出 – インデックス未登録
意味:Google はページを発見しましたが、まだクロールしていません。
- サイトマップの送信: サイトマップを Google Search Console に送信し、ページを Google に知らせましょう。
- 内部リンクの最適化: サイト内の他のページから、問題のページへのリンクを設置しましょう。
- 被リンクの獲得: 他のサイトから、問題のページへのリンクを増やしましょう。
3. robots.txt によりブロックされました
意味:robots.txt ファイルによって、Google がページをクロールすることが禁止されています。
- robots.txt の修正: robots.txt ファイルを見直し、Google がページをクロールできるように修正しましょう。
4. noindex タグにより除外されました
意味:ページに noindex メタタグまたは HTTP ヘッダーが設定されており、インデックス登録が禁止されています。
- noindex タグの削除: 意図的に noindex にしている場合を除き、noindex タグを削除しましょう。
- エラーが出ているページのソースを開いて「noindex」と書かれた部分がないか検索する。
- ソースに「noindex」が入っている場合は、テーマやプラグインの設定を見直す。
- ソースに「noindex」が入っていない場合は、前に使っていたテーマやプラグインが原因だったかも知れないので、「修正を検証」ボタンをクリックして修正されるのを待ってみる。
5. 代替ページ(適切な canonical タグあり)
意味:ページは別の正規ページのカノニカル URL として指定されているため、インデックスに登録されません。
- カノニカル URL の見直し: カノニカル URL が正しく設定されているか確認しましょう。誤った URL が設定されている場合は修正しましょう。
私のブログの場合、下記のような URL が検出されていました。
https://example.com/xxxxxxxx?PageSpeed=noscript
6. 重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません
意味:ページは他のページと重複していると判断されたため、インデックスに登録されません。
- コンテンツの修正: 重複しているコンテンツを修正し、独自性のあるコンテンツにしましょう。
- カノニカル URL の設定: 重複ページの中で、最も重要なページをカノニカル URL として設定しましょう。
私のブログの場合、下記のような URL が検出されていました。
どうやって修正するんだこれ?
https://example.com/?PageSpeed=noscript
7. URL が無効です
意味:ページ URL が無効な形式であるため、インデックスに登録できません。
- URL の修正: URL を正しい形式に修正しましょう。
8. ページが見つかりませんでした(404)
意味:ページが存在しないため、インデックスに登録できません。
- ページの復元: ページを削除してしまった場合は、復元を試みましょう。
- リダイレクトの設定: ページが移動した場合は、リダイレクトを設定しましょう。
9. サーバーエラー(5xx)
意味:サーバーエラーが発生したため、ページをクロールできませんでした。
- サーバーの確認: サーバーに問題がないか確認し、必要であれば修正しましょう。
10. ページにリダイレクトがあります
意味:リダイレクトの問題が発生したため、ページをクロールできませんでした。
- リダイレクトの設定確認: リダイレクトが正しく設定されているか確認し、必要であれば修正しましょう。
11. ソフト 404 エラー
意味:ページが存在しないか、コンテンツがほとんどないため、ソフト 404 エラーと判断されました。
- コンテンツの追加: ページに十分な量のコンテンツを追加しましょう。
- ページの削除: ページが不要な場合は、削除しましょう。
12. 手動による対策
意味:ページが Google の品質に関するガイドラインに違反しているため、手動による対策が適用されました。
- ガイドラインの確認: Google の品質に関するガイドラインを確認し、違反している箇所を修正しましょう。
- 再審査リクエスト: 修正後、Google に再審査リクエストを送りましょう。
13. その他のエラー
意味:上記以外の理由でページをインデックスに登録できませんでした。
- Google Search Console の確認: Google Search Console で、より詳細なエラー情報がないか確認しましょう。
まとめ
Google さんが丁寧に「ページがインデックスに登録されなかった理由」を教えてくれるので対策が打ちやすいですね。
ちなみに、このブログの Google Search Console を見ていると、未登録のページがたくさんある事に気づきました…orz
これらの情報を参考に、あなたのサイトのインデックス問題を解決し、Google 検索での表示改善を目指しましょうッ!